IGPIプロフェッショナル紹介

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金子 素久

ディレクター 2011年3月入社

金融マンから転身
経営者の立場でIoTビジネスに挑む

フロンティア精神で、
事業面の知見を得たい

 金融のスペシャリストにあこがれ、2006年に新卒で入ったのは銀行です。そこでは、主にプライベートエクイティなどのプリンシパル投資業務に携わりました。買収した企業に入り込んで企業価値を高め、売却するという仕事です。買収先に常駐する日々を過ごすうち、「事業面で付加価値を発揮できるようになりたい」とのいう思いを抱くようになりました。銀行ゆえ、金融面や財務面に関しては強みを発揮できるのですが、いかに売上を上げていくか、どう利益を伸ばしていくかといった事業面に関してはなかなか踏み込めていなかったのです。
 一般に、「経営において事業と財務は両輪」といいますが、事業会社であればやはり事業が主。私のイメージでいえば、事業が9割なら、財務は1割。9割の部分をカバーできずに、財務面のみで経営を語っていいのだろうか。事業のことがわかれば、企業を元気にするためにできることはもっとあるはず。そう考えるようになると、目の前に遙かなるフロンティアが見えてきました。金融に留まらず、事業面での知見も得たい! これが転職を考え始めたきっかけです。
 そして背中を押したのは、リーマンショックです。08年以降、投資セクションはどんどん縮小していきました。担当していたプライベートエクイティ投資も、新規で取り組むことが難しくなりました。会社に寄りかかっていてはダメだと痛切に思いました。独り立ちできるスキルをもとう。そうして出会ったのがIGPIでした。

「T」を描くように、
自分の可能性を深く広く

 入社してみると、IGPIは期待どおりの場所でした。まさにやりたかったことが、より高い次元でできる。M&Aアドバイザリーはもとより、事業戦略立案と実行支援、プリンシパル投資、事業再生など銀行員時代にはできなかったことに取り組むことができる上、クライアントの業界も多岐に渡っています。
 加えて、一緒に働く仲間が実に魅力的。とくに私が入社した当時は中途採用のみだったので、バックグラウンドがさまざま。商社、金融、事業会社、起業家etc. それぞれのフィールドで活躍していたスペシャリストだったので、彼らから学ぶことも多かったですね。これは今でも実感することです。社内でのインデックスが多いのは、IGPIならではの特長でしょう。
 世の中には、ひとつの専門スキルだけを追求して生きていく人も確かにいます。しかしながら、それだけに留まらず、幅広く知識を広げ、さまざまなスキルを身につけ、自分の世界を広げていくという生き方もある。前者が「I」という字を描くキャリア形成なら、後者は「T」。IGPIは「T」をめざす人には最高の環境だと思います。刻々と変わる状況に柔軟に対応しながら、わからないことにも果敢にチャレンジし、やり続ける。そうすることで、人は大きく成長していくのではないでしょうか。

将来的には、駐車場IoTを社会インフラへ

 現在、私はいくつかのプロジェクトに携わる一方、ベンチャー企業の代表取締役社長も務めています。14年に設立された会社で、IoTデバイスを活用し、時間貸し駐車場のマーケティングを支援するサービスを提供しています。
 具体的には、駐車場にセンサーを設置することで、駐車場の空き情報をリアルタイムに収集し、アプリやカーナビに配信しています。これによって、ドライバーは最適な駐車場情報を入手でき、駐車場は多数のドライバーへアピールすることができます。この領域はスマートパーキングと呼ばれ、欧米の大都市ではすでに大きく発展しています。この領域に可能性を感じ、16年にIGPIは資本参加しました。実現すれば、駐車場探しのストレスがなくなるほか、車移動の利便性が向上し、駐車場利用の効率化が図られます。観光地であれば、渋滞の緩和にも役立つでしょう。それはすなわち、排ガスの低減にもつながります。
 しかし、資本参加したものの思うように成長スピードが上がらなかったため、経営を主導し、再成長を目指すことになりました。私の他に、IGPIに新卒で入社したスタッフも取締役として参画しています。自分たちのビジネスモデルをどのように構築していくか? 営業体制を考える一方、開発の進捗もチェックし、管理面にも気を配る。ありとあらゆることが山積みで、今まで使ったことのない筋肉を使っているような毎日です。
 この結果、直近で大きな業務提携も決まり、手ごたえを感じ始めているところです。有益なサービスだからこそ、できるだけ早く普及させたい。将来的には、駐車場IoTを社会インフラとして整備したい。そうした思いから、スピード感をもって取り組んでいます。まずは、18年中にビジネスとして目処をつけること。これまでIGPIで培ってきた知識・経験・スキルを駆使し、必ず実現させたいと考えています。