
[グローバルリスク]
日本企業が直面する10のグローバルリスクと経営の視座 2026
沓掛 広和
経営共創基盤(IGPI)ディレクター
2025年、政治・経済・社会情勢は目まぐるしい変化を見た。米国トランプ政権への移行やそれによる予見可能性の低下、米中対立とデカップリングによる分断の固定化、欧州の苦境、中東での武力衝突、グローバルサウスの存在感、AIの定着など、個々の驚くべき事象は枚挙に暇がない。企業経営の目線では、これらリスクを個別の独立事象として捉えるのではなく、国際政治・経済・テクノロジー・制度が相互に作用しながら発現する、世界の見方の再編に伴い生じるリスクと考えるべきであろう。これらをどう捉え、どう備えるべきか。本稿では、2026年に直面する10のリスクを概観し、経営者がもつべき視座を明らかにする。
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〈本稿で取り上げる10のグローバルリスク〉
- 米中対立の長期化とデカップリングの拡大
- 日中関係の悪化と台湾海峡周辺での軍事誤算リスク
- 米国中間選挙でのAIによる虚偽情報の拡散
- 消えない中国不動産の不良債権と景気後退懸念
- ロシア・ウクライナ戦争の膠着と欧州の更なる疲弊
- イスラエル・イラン対立の拡大
- AIの付加価値生産性の評価
- 迷走する気候変動対策
- 新興国のプレゼンス顕在化
- ビッグテックへの規制強化
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