MENU

「自由な心」があれば、会社に必要な制度やルールは作り上げていくことができる。

新卒でマッキンゼーに入り、海外勤務を経て、IGPIへ。

大学卒業後、マッキンゼーに入社し、1年ほどフランクフルト支社転勤も経験し、フランス・イギリス・チェコ・中国等でのプロジェクトにも参画しました。同社で学ばせて貰った問題解決の基礎スキルやグローバルなエリート達の中での自分の位置感などは、現在でも役立っています。一方で、新卒の就職活動時には、経営という細分化できないものを一体として学びたいと経営コンサルティング業界を志望した経緯もあり、サイズ感は変わったとしてもより全体像が見られる立ち位置を取るべきと考え、転職を決意。ご縁もあってIGPIに入社しました。当時のIGPIは設立後2年程度で、仕事の領域に制約がなさそうなのと、面接でお会いした方々が全く異なるタイプでスキルを磨いてきた百戦錬磨な方々ばかりで、一般的なプロフェッショナル・ファームとは違う点に魅力を感じ、入社を決めました。


再び海外に身を置きたくなり、留学制度そのものを設計。

IGPIに入社して3年目の頃、ちょうど30歳にさしかかる頃でしたが、「これから何を自分の売りにして、食っていこう?」と今後のキャリアを真剣に考えるようになり、一度じっくり考える時間が欲しいと思い始めました。そこから、自分の立ち位置をフラットに捉え直すためにまた海外へ行きたいという意欲が高まっていったのですが、当時は会社に留学支援制度がありませんでした。それならば、必要なものはマネジメント層に頼んで作ってしまおう、ということで、社内で留学に興味があるメンバーを数名ほど集め、留学支援制度の整備に向けて動き出しました。他社事例を調査するのと同時に、「どういうサポートが欲しい?」「家庭がある場合の資金繰りの考慮も必要だよね」など社員全員が使いやすい制度にするためのブレストを繰り返していきました。結果として資金面のサポートなど、他社に比べてかなり手厚い内容を盛り込みました。最大のポイントは、留学先の専攻をMBAに限らず、留学に行く目的及び得たい物さえ説得的であればどのようなプログラムでも許容可能な形にした点です。実際に自分の後にはデータサイエンスや政策を学びに行った同僚もいます。あくまでIGPIらしく、フェアに考えて、自分に留学費用と時間を投資することが会社のためにもなるということでマネジメント層を説得できるのであれば、その先は自由であるべき、という制度設計にしました。IGPIの社員の行動指針に八つの質問というのがあるのですが、そのうちの一つ、「心は自由であるか?」という質問が個人的にIGPIの社風を表していると感じており、そのような社風を反映した制度にできたと思います。


MBA取得後、現地の大学発・技術系スタートアップ企業に参画。

留学支援制度が出来てすぐ、第1号の制度利用者として英国ケンブリッジ大学へ留学しました。MBAの勉強をしながら、最先端のサイエンスの研究に触れる楽しい日々でした。以前からサイエンス・テクノロジーに興味があり、その分野にいわゆる文系出身である自分がどのようにビジネスサイドから関与できるかを模索していたので、学外でも精力的に活動しました。学部向けのneuroscienceの授業や、工学部の発明を産業化するプログラムに参加したり、技術の研究成果を発表する研究者のスピーチを聞いたりしながら、科学的研究や発明を産業化するアプローチの可能性を探っていきました。MBAは1年で取得し、2年目はそんな活動の中で出会ったイスラエル人の化学者の水素貯蔵に関連する発明を産業化すべく、他にもイギリス人や中国人のPhDを捕まえてスタートアップ企業の立ち上げに参画しました。担当は、ラボスケールを越える量産化のための研究開発以外の全て。特に契約や投資家向け提案書作成、資金調達回りを担ったのですが、ここでIGPIでの経験が活きました。やるべきことは分かっていたので、例えばイギリスの特許法や税法などの細かい部分は専門家を捕まえて話を聞くなど周りをうまく巻き込みつつ、資金集めに奔走し、自分だけの成果ではないにせよ補助金等を中心に9万ポンド(当時のレートで約1500万円)を集めることができました。


新たな目標を実現するため、自由な環境を作っていきたい

その後、紆余曲折を経て帰国し、IGPIに復帰、今は国内で働いています。今のプロジェクトを通して多くの大学の研究者や企業の技術者に会っていく中で、以前から描いていたキャリアへの想いも一層強くなりました。それは、テクノロジーを生み出す科学者・技術者を支え、彼らが成功してビジネスの経験とお金を持つエンジェル投資家になり、次の世代を支えていくエコシステムの形成に寄与したいという想いです。もちろん、新しい技術をもとに試行錯誤しながらビジネスプランを実行していった留学経験も、このようなエコシステムが必要だという確証を得ることができた一つの要因です。当然、そのような活動をどうやってビジネスにしていくか、という難問がありますが、難問は分解して一つひとつ解決していけば良いと思っています。そんな目標に向かっていくこれからのキャリアのプロセスで、IGPIがベストの環境であり続けるように、必要な制度やルールは、「自由な心」を持って、同僚やマネジメント層と話し合ってまた作り上げていきたいと考えています。

Member一覧へ戻る

PAGE TOP