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経営者として苦悩する父を支えたいその思いが原動力

父との会話から芽生えたコンサルタントへの思い

もしもあの時、リスクを共に背負う覚悟で、一緒に走ってくれる人が父のそばにいたら、ずいぶん状況は違っていただろう―――。コンサルタントという仕事に就いた今、改めてそう思います。
 会社を経営していた父は、時折、私にぼそりとこぼすことがありました。「営業部長とスタッフの人間関係がうまくいっていないみたいで、業績がなかなか上がらないんだ」「新規ビジネスを始めようと思うんだけど、どうにも信用できない。相手国の文化の違いもあるのかな?」
当時中高生だった私を相手に、真剣に相談していた訳ではありませんが、どこかで吐き出したい思いがあったのだと思います。昔から、父とビジネスについてあれこれ討論することが大好きだったので、進んで耳を傾けていくうち、いつしか父のように苦悩する経営者を支えたいと思うようになりました。経営者が感じている孤独を分かち合いながら、ともに走り切ることのできる支援者になりたい。それゆえ、将来の仕事としてコンサルタントを意識するようになりました。
 しかしながら、女性としてキャリアを積む上で、まずは堅実に手に職をつけたいという思いがありました。そこで、ビジネスの共通言語である「会計」の知識は将来必ず自分の武器になる、と確信し、学生時代に会計士の資格を取り卒業後は監査法人に就職しました。


ここでなら自分の理想とする支援ができる

監査法人で会計と奮闘した日々は得難い経験でした。数字からビジネスの流れをイメージできるようになり、今では私の強みとなっています。そもそも企業というのはなかなか実態のつかめないものです。業績が改善しているように見えても、特異な要因によって一時的に改善しているだけで、実は本業が不調であったり、業績の改悪要因が意外なところにあったり。即座にはわからないことも、数字で“あたり”をつけることで、真の姿を浮き彫りにしていくことができます。
4年半に渡って自分なりに経験を積み、いよいよ念願のコンサルタントへ転身しようと考えたとき、どのような会社が自分に合っているのか、正直とても迷いました。最終的にIGPIに決めたのは、自分の理想とする支援の形が、会社の理念と相通じていたから。IGPIの理念や、IGPI社員との会話から、クライアントにとっての真の価値を追求するための強い覚悟を感じ、自然と惹かれていきました。
戦略策定だけでなく、時には現場に入り込み、人を動かし、戦略の実行段階まで徹底的に支援するスタイルもIGPIの魅力のひとつです。より実効性の高い戦略を策定できるようになるためには、実際に事業を動かす経験を積み、実行力を鍛えることが不可欠だと思います。また、成長支援から投資、ハンズオン等、多様なソリューションを提供していることにも魅力を感じました。


高い当事者意識をもって、現場に入り込め

そして今、仕事が楽しくてたまりません。全力でクライアントのために身を捧げられるのが嬉しく、孜々汲々と仕事に向き合う日々を過ごしています。
 その一方で、スキルや経験が圧倒的に足りないことも痛感させられる日々です。入社して初めて参画したのが事業再生案件。主に財務面のサポートを担当したのですが、いくら数字に強くても、どのような切り口で、どんな資料を見せるかによって、クライアントに伝わるはずのものも伝わらなくなってしまうことを、思い知らされました。
また、解を導くための方向性がつかめず、右往左往してしまうことも多々。そんなときには素直に先輩に教えを請うようにしています。自分の考えを主張しつつ、その論点は適切か、思考範囲に抜け漏れが無いか、欠点を見つけるべく擦り合わせる。忙しいとつい面倒になりがちなプロセスだからこそ大切にしています。
再生案件の多くは、ピリピリとした空気が現場に漂うものです。その中にどんどん入り込んでいく。覚悟のいる仕事です。必死になって事業を立て直そうとしているクライアントを前に、こちらの提案を飲み込んでもらうためには、高い当事者意識を持つことが何より大切だと思います。クライアントにとっての課題を自分事として捉え、最善の選択が何であるかをひたすら考え抜く。
一方で、解を導き出せても、クライアントの信頼を得なければ実行には移せません。きちんと腹落ちして動いてもらうには、当事者意識を持つだけでなく、その思いが相手にきちんと伝わるように接することが重要。最初は相手も疑心暗鬼ですが、情熱をもって接し続ければ本気の姿勢は必ず伝わるものだと思います。
最善の解とは何なのか、必死に考え抜き、先輩の助力を得ながら何度も何度も議論を重ねて辿りついた提案を、クライアントに評価して頂いた時は、筆舌に尽くしがたい達成感と喜びに満たされました。
難しい仕事ですが、この上ないやりがいも感じています。「経営」の支援者として頼りにされる存在になり、いつの日か父と一緒に仕事が出来たら、と夢を膨らませています。

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