IGPIプロフェッショナル紹介

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坂田 幸樹

パートナー/IGPIシンガポール取締役CEO 2011年5月入社

一切の妥協を許さず
原理原則に則って“解”を導く

日本を離れ、活動の拠点をシンガポールへ

 2013年7月、IGPI上海に続き第2の海外拠点となるシンガポール現地法人の設立に伴い、現地に赴きました。以来、東南アジアを中心に、日系および現地企業のさまざまな経営課題を解決すべくサポートを行っています。
 IGPI入社以前から海外でのビジネスは多少経験してきましたが、IGPI参画後は東南アジアに関連したプロジェクトを担当する機会がさらに多くなり、海外を拠点に仕事がしたい、現地に腰を据えて取り組みたいと思う気持ちが次第に強まりました。当時海外案件が増加していたこともあり、上海以外にも拠点を作るメリットは十分にあるのではないかと考え上司に提案するに至りました。成長著しいASEANの中心都市・シンガポールに第2の現地法人を設立すべく社内での検討は前向きに進み、念願叶って2013年5月、私はIGPIシンガポールの取締役COOに任命されました。
 シンガポールはビジネスでもプライベートでも訪れたことのない地でした。不安が全くなかったかと言えば嘘になりますが、やりたかったことを実現するチャンスを手にすることができ、嬉しい気持ちのほうが勝っていました。すぐに現地へ飛び、上司と二人でオフィスを探し、まずはアシスタントと二人だけの小さなチームで7月には業務をスタートさせました。いろいろな企業を訪問し営業活動を進める中、あるイベントでの縁がきっかけで仕事を受注したのを皮切りに、以降今日に至るまで仕事は途切れることはなく、IGPIシンガポールの認知度も高まり、チーム規模も順調に拡大しています。

現地を理解するために、
泥臭く一次情報を収集

 コンサルタントの仕事とは、クライアントが抱える課題に対して最適な“解”を提案することです。そのためには、まずファクトを積み上げていかなくてはなりません。日本のように各種調査レポートが十分に揃っていない東南アジアでは、消費者やプレイヤーをはじめマーケット全体を理解するために、泥臭く一次情報を収集すること(インプット)がカギとなります。
 たとえば、教育業界の調査では学校や塾、教育・文化省を訪問し、学生や教師など約100人にインタビューをしました。勉強するときにはどんな参考書を使うのか? どんな塾に通い、その費用はいくら位なのか? もしも、こんなツールがあったら、利用するか? など、クライアントの課題を解決するために、どんな情報が必要かを見極め、地道に収集を続けました。
 またあるときは、東南アジアのブライダル事情を理解するために、毎週のように結婚式に参列しました。最初は人づてに聞いた結婚式に出かけていましたが、そのうち見ず知らずの人の式にも顔を出すようになりました。というのも、東南アジアのある地域では、大勢の人を招いて庭で盛大に披露パーティーを行うのが一般的で、見ず知らずの人の結婚式に参列することもしばしばあるのが当たり前だったのです。その結果見えてきたのは、マレーシアでいう「ウェディングプランナー」は、実態は「レンタル業者」に近いということ。日本でウェディングプランナーといえば、結婚式場の営業を担い、顧客に合った結婚式プランの策定から式当日の運営まで、結婚式全般に関わるサービスを提供するイメージですが、東南アジアではテントやテーブル、イスなどガーデンパーティーに必要な物品を貸し出すサービスが中心であり、日本のウェディングプランナーとはまるで違います。コツコツと自らの手足で調査したからこそ判明した事実です。そして、こうした情報の先に“解”があるのです。

インプットして、
加工し、アウトプットする

 最適な“解”は「インプット→加工→アウトプット」の工程を経て導かれるものです。ただ、それぞれの工程に限りある時間をどう配分するか、その比重は置かれた状況によって異なります。
 東南アジアであれば、情報収集、つまりはインプットが非常に重要なのでそこに重きを置きますが、日本であればインプットよりも加工やアウトプットに時間をかけます。ハンズオン(常駐)支援の案件が多いのはその現れでしょう。併走して、結果を出すまで一緒に手を動かすことで最大限の価値の創出を目指しています。
 クライアントに提供する価値は、体裁の整った提案書でも流行の経営用語が散りばめられている分厚いレポートでもなく、確固たる裏付けの下「ポイントはココです」と明言できることにあります。そのためには原理原則に則って最後まで考え抜き、妥協しないことが何よりも大事です。「ビジネスインパクトがちゃんと出ているのか?」を常に意識して取り組んでいるのが、私たちIGPIです。多くのクライアントから評価されているのも、そうした姿勢にあると私は思います。
 IGPIシンガポールがスタートして約5年。運営が軌道に乗った今、めざすのは東南アジアにおける最強のプロファームチーム。一緒にチャレンジしてくれる人を待っています。